野獣に魅せられて・・・
突然の提案に、

オレも潤也も目を見開いた。

・・・

「なぜ、そんな話を急に?」

オレの言葉に、

院長は話しを続けた。

「この病院を移転するために、

病院を建ててる事は知ってるね」


院長の言葉に、頷いた。


「そこで、内科は更に大きくする予定だ。

その為に、正樹にはアメリカの技術を、

習得してもらいたい。

そして潤也君には、正樹を支える

大事な地位をお願いしたい。

やってくれるか?」

・・・

院長の言葉に、

すぐに返事をする事が出来なかった。

いずれはこの病院を継ぐ身。

だからと言ってそう容易く返事をするには

無理があった。

その理由はたった一つなんだが…
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