嘘付きな使用人
お仕事開始
AM8:00
桜ノ宮高校生徒会棟1階。
生徒会室前に清水は立っていた。
掃除用具を抱え眉間に皺を寄せて。
「…汚い。」
埃を被ったソファーに机。
破れたカーテン。
泥まみれの大理石であろう床。
汚れがこびりつき外が見えない窓。
「…そりゃ仕事しないわな。」
むしろ部屋に近付きたくないだろう。
清水は溜め息をこぼし掃除を始めた。
しかしこの部屋は広い。
ワンフロア全て部屋なのだから当然だが。
「毎日これを掃除していつ学校行けっつーの。
あのおっさんムチャクチャ。」
ブツブツと小野寺に対する呪いの言葉を吐きながら床を磨く。
意外にこれが捗る事に気付き「小野寺怨念掃除法」と清水は名付けた。
まだまだ掃除は終わらない。
AM8:49
桜ノ宮高校生徒会棟2階。
食堂、多目的ルーム、図書室。
ここにも誰も来てない様子。
埃が積もり清水の足跡がハッキリ分かる。
ここでも小野寺怨念掃除法はフル活用である。
桜ノ宮高校生徒会棟1階。
生徒会室前に清水は立っていた。
掃除用具を抱え眉間に皺を寄せて。
「…汚い。」
埃を被ったソファーに机。
破れたカーテン。
泥まみれの大理石であろう床。
汚れがこびりつき外が見えない窓。
「…そりゃ仕事しないわな。」
むしろ部屋に近付きたくないだろう。
清水は溜め息をこぼし掃除を始めた。
しかしこの部屋は広い。
ワンフロア全て部屋なのだから当然だが。
「毎日これを掃除していつ学校行けっつーの。
あのおっさんムチャクチャ。」
ブツブツと小野寺に対する呪いの言葉を吐きながら床を磨く。
意外にこれが捗る事に気付き「小野寺怨念掃除法」と清水は名付けた。
まだまだ掃除は終わらない。
AM8:49
桜ノ宮高校生徒会棟2階。
食堂、多目的ルーム、図書室。
ここにも誰も来てない様子。
埃が積もり清水の足跡がハッキリ分かる。
ここでも小野寺怨念掃除法はフル活用である。