そばにいるよ。
それに合わせて、朱翔も、話し掛けて来ないことに、安心をしていた。
だけど、それは、作戦だったということとは、今の私は、知る由もない。
昼休み。
私は、屋上に来ていた。
「ねぇ、紗姫。」
「しゅっ、しゅうとぉぉっ?!」
「………アハハッ、紗姫面白い。」
「っ………!!」
突然、ボ―ッとしていた私に、久しぶりに、朱翔に話し掛けられて、ビックリして、変な声が出てしまった
うぅ…恥ずかし過ぎるでしょ…。
ビックリしたからって、あんなこと言うなんて…。
あ―、もう穴があったら、入りたい…。
今、絶対顔紅い…。
「でも、そんな所も可愛い。」
「なっ……!!うるさいっ……。」
「もっとよく見せて?」
フイッ、とそっぽを向いたけど、クイッ、と顔を朱翔の方へ向けさせられる。
・