空から舞い降りた天使
「あったかいコーヒー、買ってきたで。」



あかねは、涙を拭いながら。



「隼人…ありがとう。」



あかねは、コーヒーを両手で包みこむ。




「隼人、あったかい。」



「おぅ。」




「もう、寒くなったなぁ。」



「うん。」




「おまえ、歩けるか?」



「うん。」



「歩かれへんかったら、おぶってやるからな。」




「隼人…私…」




「無理にいう必要ないで。」





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