向日葵のような笑顔の君へ
「ひ、ひでぇ…。
なんか見捨てられた感じ…」





シクシクと泣き真似をする瞬。


誰が慰めるか。ばかやろー。






「お前も本気で恋しろよ」




「初恋をしたばっかの奴に
言われたくねぇよーだ」




瞬は舌をべーっと出した。


このやろー…。




「あっそ。もう、いいよ。
お菓子やんねぇから」




「ごめんごめん!!
機嫌直せって~。はるー」




瞬は俺の腕を揺らし、
泣きべそをかいた。


その顔が面白くて、
俺と啓は爆笑。



そして、3人一緒に笑いあった。





やっぱ、楽しいなー‥。



そう、青い空の下で思いながら。





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