一期一会 ~未来からの贈り物~



帰る方向の違う私と琉司。



今まで一緒には帰ったことなど一度もなかった。



ただ彼はこのクラスの中で一番の友達。



それ以上は考えていなかったから、必然的に放課後まで一緒なんて……。



「……別に、いいけど。なんか用?」


「用って程じゃあないけど、

やっぱ理由がないとダメ?」


「………」



何だか歯切れの悪い琉司の台詞に違和感を感じながらも、もう時期夏休みだし少しぐらい羽目を外してもいいかな?なんて思った。




テストも終わり、今まで気負っていたものがストンとなくなって開放的になっていたのかも知れない。




少しの沈黙の後私から琉司に話し掛けた。



「で、どこ行くの?琉司」







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