一期一会 ~未来からの贈り物~



だからって彼に掛ける言葉を私は見つけられなくて、それがとってももどかしくて、少しだけ歩く歩調を緩めた。



するとすぐに琉司との距離は開く。



その出来た距離に気付いた琉司が振り返った。




「ミナモ、どうかしたか?」



振り返った琉司の表情はさっきとはうってかわっていつもの琉司だった。だから安心したんだけど、でも何かが違う気がした。


その何かは分からないけど。



「あのさ、ミナモ……」



行き先など考えないまま只やみくもに歩いてた。そして行き着いた先は、昼間なのに人気が殆どない公園。



いや、琉司は意図的に私をここへ連れて来たのかな?多分この場所は地元の人でなければ辿り着けないかなりいりくんだ場所にあるみたいだから。



そんな事を考えながら、彼が何をしたいのか思い描いた。


描いたけど、だけどやっぱり何も思い浮かばない。考えて見ると私は彼の事を何にも知らなかった。



< 45 / 45 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

トライアングル
夏摘/著

総文字数/24,550

恋愛(純愛)56ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「ねぇ、今度食事にでも行かない?」 そう誘われたのは私なのに、気が付いたら彼の事を好きになってた。 でも、社内の飲み会で、彼は違う女の子と一緒だった。 それから数日後、彼と彼女の逢い引きを目撃して……。 坂口美伽 × 萩原祐人 × 高橋瑠菜 社内恋愛で三角形。 なんてそんなの絶体あり得ない!!
ルームシェア
夏摘/著

総文字数/33,989

恋愛(純愛)81ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
友達に誘われて始まったルームシェア。 が、蓋を開けてみれば、私と結(ゆい)だけではなく後二人住人が……。 結の彼の凌介さんと 凌介さんの友達の宝生尚人さん。 失恋したばかりの私にはちょっと信じられない組み合わせの同居。 だけど、いつの間にか宝生さんの事が物凄く気になりだして、 そして気になり始めたら、宝生さんと結の関係も何となくきになって。
ぼっちでも
夏摘/著

総文字数/16,511

恋愛(純愛)44ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
出会いはお見合い。 って言うか、政略結婚。 今までろくに恋愛もした事ないのに、 だけど、彼の事が好き。大好き。 でも、彼はどう思っているのでしょう? 結婚して1ヶ月、彼と顔を合わせたのは 本当に数えるほどだったりするから………

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop