この彼女、天然系



「ふてくされんなよ」



「うぅ~…だってぇ~」


陽希の制服から手を離して、


カバンの取っ手を両手でぎゅっと


握った。





「なに?妬いた?」



あたしの顔を除きこみながら


意地悪く微笑む。


その顔が、カッコ良くて


思わず顔が赤くなる。




< 15 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop