恋の扉をこじあけろ

空白が目立つわたしの手帳で、数少ない予定のひとつが入っている23日の前日は、見事に真っ白だ。

パタンと手帳を閉じて、先生に報告する。


「大丈夫でした。何も予定ないです」


講義はあるけど。

一回くらいサボったっていいよね!


「22日の、いつもの時間でいい?」


「わかりましたー。14時ですね」


電話を終了して、閉じたばかりの手帳を開く。

うっかり行くのを忘れてしまわないように、しっかり書き込んだ。


手帳を閉じて胸に抱えこみ、うふふと笑ってしまった。

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