ポストキッチン。

「瑞希ー。迎えにきたぞー、」

「あ、噂の彼氏お出迎えだよね。」
「なに、デート?〜うらやまー」

「はは、別にそんなんぢゃないよ」
私はてきとうに流しておいた。
流しすのは基本。楽。

「あ、八木ぢゃん。おさげの昭和女」
私の耳がピクリと動いた。
「ほんとキモいよねー。何考えてるか
わかんないし、」
「絶対瑞希にコビってるよねー」

私は後ろを全力で振り向いた。
そして足で回し蹴りの構えをとった、

「私の親友の悪口言うな!この野郎!」

みんな絶句。私はパンツが見えてしまったのだ、

回し蹴りを全力でやってしまったから。








「ぶっ!」
「な、なんで笑うのよ!」
「ほんま瑞希オモロすぎ!俺ほんま
こんなヤツ彼女でいーんかな(笑)」

「瑞希ちゃん、ごめんね、」
「なんで謝るのよー!あいつらしめとい たほーがいーの!」
亜紀ちゃんの悪口は本当に許せない。

「ぶっ!」
「こら!朝陽、笑うな!」
「お前って自分のパンツ見られてんのに
なんも反応なしなのかよ(笑)」
「、、、なっ!!!」
「で!も!そーゆうところが
お前のいいところだよな」

きゅーん。キュンもしてしまった。
「ぶっ!顔に出るヤツ(笑)」

私の顔は真っ赤だった。
「なっ、、 「着いたよ。」

そのとき亜紀ちゃんが冷たい顔で私を見た。
そこはポストキッチンと書かれた
ボロくさい古びた喫茶店だった。

また私と朝陽は絶句してしまった。
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