俺がお前の生きる理由。(仮題)


秋吉は点滴の準備をし、柳瀬葵の袖を捲る。





「・・・この子が柳瀬葵か?」





その言葉が柳瀬葵の腕に残る痣を見てのことだというのは一目瞭然で。



「ああ。」




昨日電話をかけて、秋吉にこいつのことを調べさせた。


優秀な医者ってだけでなく、情報も大概のことはこいつから手に入る。







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