俺がお前の生きる理由。(仮題)
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朝7時30分
最近働き始め、使用人の制服に身を包んだ葵が俺を起こしに来る。
『桐生様、おはようございます。お支度をする時間です』
「・・・かえで。この家ではみんな桐生なんだから、そう呼べっていっただろ?」
『ぁ、、、申し訳ございません。』
その呼び方に慣れない葵は桐生様と呼ぶ。
まぁ、まだ日も浅いし無理もないけど。早く慣らさせないとな。
「今日から学校だけど、大丈夫か?」
『はい。』
そう答えると俺の元を離れようとする葵の細い手首を掴む。