森の人
「ああ!」

力強く頷き、辺りを見回す拓也。

「武器は、澤山君が作った槍を一人一本ずつ持って行こう」

そう言って、槍を手渡す。

「この牙と爪、何かに使えないですか?」

剥がされて置かれたままの牙や爪を持ち、澤山が言った。

「そうだな。持っていればいざという時に役立つかもしれない。この獣の毛皮で作った袋に入れてくれ」

そう言って袋を澤山に渡す。

「それと、毒草をすりつぶしたものと、蓄えてある食料や、水を入れるペットボトルも」

そして、コウヘイとサヤカにも袋を渡した。

「分かりました」

袋を受け取り、詰め始める澤山達。

やがて準備が出来ると、

「よし、行こう!」

拓也を先頭に、獣道を進んで行った。

後に、サヤカ・澤山・コウヘイの順で続く。
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