森の人
「ど、どうしたの?」

不思議に思いながらも、悪い予感が頭を巡るサヤカ。

「か、囲まれてる…」

青ざめた表情の拓也。

「え?」

サヤカが、様子を見に外に向かう。

「出るな!」

叫ぶ拓也。


が、


「!」

「サヤカ!」

「何があったんですか!」

拓也の所に駆け寄る澤山。

そして出口に近付き、外に顔を出した。


「!」

突然、澤山をめがけ、矢が数本!

「ワッ!」

間一髪、躱す澤山。

しかし、勢い余って、尻餅をついてしまった。

「今のは一体…」

そう言って、ふと、洞穴の外に目をやると、

「サ、サヤカさん!」

そこには、肩から血を流して倒れているサヤカが!

そして、洞穴の周りを囲む人影。
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