闇と光 弌【完】

「もう、知らねぇよ。あんな奴」

俺の言葉に椎はため息をついた。

俺の方がつきたいっつーの!

「流星の気持ちってそんなもんなんだな」

「はっ?なに言ってんのお前」

俺は椎の言ってる事がわからなかった。

「愛莉ちゃんの顔みてなかった?泣きそうな顔してたんだよ。愛莉ちゃん嘘ついてる」

椎の言葉に唖然とした。

「きっと誰かになんか言われたんだろな。だから、わざとあんな事言って嫌われようとしたんだよ」

俺は頭がついて行かなかった。

愛莉が、わざと…?

< 214 / 281 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop