ひとつ、ベッドの中
―――…



「おはよう詩織。昨日はどうしたんだよ」


少し早めに登校したあたしに、凌ちゃんが小声で耳うちしてきた。



その唇を間近で見て。

ドキッとした。



この唇にキスしたかと思うと直視できない。


今更胸が張り裂けそうだ。

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