ひとつ、ベッドの中
あたしの中から凌ちゃんが消えても、別に時なんか止まらないで、時間は同じ速さで進んでいった。


いつも隣にいてくれる宏太君に、だんだん惹かれていくのも事実だった。



そして


「家に誘われた?」

「シッ……!」


大きな声を出した千紗の口を塞いだ。


「やだぁ~頑張ってよぉ~」




付き合って1ヶ月。


『放課後、家に遊びに来ない?』


そう誘われたのだった。

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