ひとつ、ベッドの中

悩みごと

「おはよー、詩織!」


教室へ入ると、いつものように千紗が声を掛けてきた。

続けて凌ちゃんにも声を掛ける。


「おはよーございます。河村先輩っ!」

「だから先輩ってのやめろよー」


そう言いながら笑う陵ちゃんは、あたしの前の席に鞄を置いた。


< 29 / 423 >

この作品をシェア

pagetop