ひとつ、ベッドの中
優しかったおばさんが…?


頼りがいのあった立派なおじさんが…?




あたしにとって憧れで、幸せを絵に描いた様な家庭が。



結婚するなら、争いとは無縁の、幸せな家庭で育ってきた凌ちゃんと。



そう願ってきたあたしの理想の家庭が。



「…――」



壮絶な略奪の末に出来上がったものだなんて。


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