ひとつ、ベッドの中
あたし、今、誘われた……?


驚いて、目を丸くする。


「はははっ。そんなにビックリしなくても。スポーツ観戦って、結構気晴らしになるよ。スカッとするし、悩みも吹っ飛んじゃう」


警戒していた瞳は、ただのサッカーが大好きな男の子の瞳に戻っていて。

なんとなく気が緩んで。


「ね!10時キックオフだから!」


また流れに乗せられて、「うん」と頷いていた。


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