ひとつ、ベッドの中
「勉強でわからないところがあって、教えてもらってただけ」

「まったくいつまでも甘えて。勉強なら学校で聞いてきなさい」

「…今度からそうする」

「あなたたち、まさか」


お母さんがあたしの目をじっと見つめる。


「ちがうよ。凌ちゃんには彼女だっているし……」


言いたいことが分かったから、慌てて口を開いた。


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