ひとつ、ベッドの中
「ちなみに、カマかけてないからな」


だけどそれは違ったみたいで、阿部君がサンドイッチを横に置きあたしへと向き直った。


「じゃあ……」

「見てれば分かる」

「見てれば……?」


阿部君はあたしの何を。




「好きだからさ、北川さんのことが」


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