黎明の舞踏会 第1章



ピンポーン、外まで聞こえてくるチャイムがこの赤塗りの家の中で響く。

と、「はーい」とややシワのある声。




「あら、お嬢ちゃんに坊や。どうしたの?」



噂通りの歳をくった婦人が、優しく微笑む。




「はいこれ!」




レットはお婆さんの前にズイッと箱を差し出す。



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