囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
「行ってきま....」
憂鬱な気持ちのまま扉を開けようとした、その時。
「咲音さん!!」
「???」
後ろから影野さんが慌てた様子で私を止めた。
どーしたのだろう?
「すみませんが、尚紀様たちがこれを忘れてしまいましたので、途中で学校に寄っていただき渡してもらってもいいでしょうか?」
そう言って私にカバン的なのを渡す影野さん。
で、それを受けとる私。
「大丈夫です!!任せてください!!」
影野さんはいろいろと忙しい人だ。
少しでも協力してあげないと!!
「ありがとうございます」
フワリッ
影野さんの紳士スマイル。
キューンッ
よーし!!
やる気が出てきたぞー!!