囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜
影野さんが慌てた様子でこちらにやって来る。
相変わらず大変そうです。
「チッ」
そんな影野さんを見て私から離れる桃也。
てか....
「お食事会?」
「ああ、これでも俺、ボンボンだから。お偉いさんとな」
私の質問に面倒臭そうに答えながら、桃也は手早くシルクのシャツに袖を通す。
あっだからお着替え中でしたのか.....。
「そーいう格好したらちゃんとお坊っちゃんって感じがする」
「うるせーな。バカメイド」
ワシャワシャッ
思ったことを口にすると、桃也に髪をグチャグチャにされた。