光源氏の腕の中【仮】
しかし、

目を覚ませば、

自分が住んでいる部屋にいて、

カーテンを開ければ、

たくさんのビルや車が行きかう現代。

・・・

こんな変わった日々を送る事になったのは、

朱音が病院に運ばれた時からだった。

・・・

どこにも外傷はない。

検査にも異常がない彼女。

それなのに、目を覚まさない。

・・・

彼女を毎日診察するうちに、

夢を見始めた。

もちろん、朱音が出てくる夢。

・・・

最初はただの夢だと思った。

・・・でも、

それは毎晩のように続き、

オレは眠る朱音にどんどん魅かれて行った。

・・・

現実の彼女が、

どんな性格なのか、わからないのに、

なぜ彼女に魅かれていくのか、

自分の頭がおかしくなったとしか

おもえなかった。
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