光源氏の腕の中【仮】
・・・

夢で会う朱音は

本当に幸せそうだった。

そして私もまた、

朱音と同じくらい幸せだった。

・・・

でも現実の彼女は、

不幸せそうで、

私を見つめていても、

私の向こうにいる想い人をみている。

・・・

それがなんとも切なくて、

悔しくて、

辛くて・・・

こんなにも、朱音が好きなのに、

朱音は私を見てくれない。

・・・

私が想い続けても、

朱音は心を開いてはくれないのだろうか?
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