光源氏の腕の中【仮】
私、死ぬんだ。

・・・

まあ、いいか・・・

楽しくない人生。

たった16年だったけど、

生きてこれたんだから、

それだけで十分。

・・・

手にはしっかり、

白い羽を掴んだまま、

私は意識を手放した。

・・・

一人くらい、

私の為に、

泣いてくれる人が、いるだろうか?

そんなことを思いながら・・・
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