愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


また 二人きりの車内だ。


だけど、重苦しい雰囲気ではない


会話は仕事のこと


その時、猫があたしたちの車の前を横切った。


あたしはとっさに


「雄太!危ない!」


と、叫んでしまった。


無事猫はクリアしたが


思わず『雄太』って・・・


「あっ!専務…」


言い直すと


「それ…言い直したら変くない?
オレも時々あるよ 麻美って・・・
だからおっと!佐藤さん?みたいな(笑)」


「なんかおかしいね」


「こうして仕事してるのもおかしい感じだな」


その場は笑ってごまかした。





あたしたちが行った商談は上手く言って商品を使って貰うようになった。


< 234 / 316 >

この作品をシェア

pagetop