愛と憎しみの果て~たどり着く場所~
でも、社長はあたしに条件を追加したのだ。
借金と引き換えの結婚だとは、言わないで欲しいと言う
あくまでも あたしの方から
【好きになった】
と、言うことに…
一瞬 戸惑ったが
もう 残されてるのはあたしには この道しかない。
両親を助けるため
家を守るため
そして
雄太の将来のため
こんな一文なしの無理心中寸前のあたしと結婚するより 幸せな未来…
あたしは、その条件を受け入れた。
あたし…一度死んだんだと思えばいいんだ。