愛と憎しみの果て~たどり着く場所~


「オレに?」


晴彦さんは、声のトーンを上げた。


「お前も麻美さんのこと 色々言ってただろう?」


「親父!バラすなよ」


「いいじゃないかぁ~
相思相愛だから 回りくどいことしないで、
直接2人で話せばいいと思って、父さんが一肌脱いだと言う事だ」


すると、晴彦さんはあたしを見て


「ほんとの話?」


と、聞いた。


もう、元には戻れない…


あたしは『うん』と、頷いた。


< 49 / 316 >

この作品をシェア

pagetop