TABOO~淫らな昼寝~
どのくらいそうしていたのか、背が撫でられたのは突然でした。
「ひっ!」 
「お佐紀?」
「悠馬さま、何でもありません」
悠馬さまが目を閉じると、再び背中を指が這います。
「んっ!」
静かに、と源太郎兄上が目で告げます。私が頷くと、悪戯な手は体のあちこちを撫ではじめました。
私の体に、あっさり火がともりましたが、悠馬さまが気になって仕方がありません。
それを察した兄上が体を起こして低い声で告げました。
「お佐紀、悠馬はよく寝ているぞ?」

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