i miss you…。:*


こらえきれない涙が落ちそうな時だった




『どうした?』




突然聞こえてきた言葉に


顔を上げる



そこには背が小さくて


自転車にまたがり


学ランを着た男の子がいた




『大丈夫か?』



『……』



『その制服、桜崎中だよね?』




誰だろう、今はそっとしておいて欲しい


なのに、その男の子は色々質問してくる





『俺は、桜崎中1年の拓斗です』




同じ中学なのか


お婆ちゃんの葬式でまだ学校には


入学式しか出れてないからな…



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