i miss you…。:*



「兄貴!! 本当にすいませんでした!!」


「俺の力不足です...! 申し訳ありませんでした!!」



電話の相手は泣いているのだろう


鼻水をすする音や、苦しそうな声が


物語っていた



私の手を引きながらキッチンに入ると


換気扇を回しながらタバコに火を付ける


私はタバコを吸いたい衝動を抑えながら


想司のコーヒーを淹れる



一服ついて落ち着いたのか


ゆっくりと投げ捨てるように喋る




「この件の落とし前は付けてもらう」


「筋通して貰わんと困る話や」


「分かるよな?」




離れてしまって相手の声は聞こえないが


話はついたみたいだ




「引き継ぎは聖にしてもらうわ」


「お前は俺が行くまで、事務所で待機してろ」




電話が終わってすぐに、ため息をつき



何処かへ電話を掛ける想司



出来立てのコーヒーを想司の目の前に置くと


いつも通りの笑顔が返ってきた






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