二人の兄に激甘警報発令中!


少しでも理解したかった。


でも



『私は大丈夫だから』



の一言で片付けてしまう。



私はまだ胸の前にある左腕の腕時計をまた見た。


針は10と6を少し過ぎたところを指していた。


珍しく香穂が遅れている。


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