俺様ホストに愛されて
いくらそう言っても、別れたくないと太一はすんなり受け入れてくれなくて
そんな太一に心底呆れた。
「だったら、なんで浮気なんかしたのよ⁉あたしがどれだけ傷付いたかわかってんの⁉太一はいつもそう……謝れば許されると思ってる‼バカにしないでよっ」
もう止まらなかった。
涙が出てることを気にもしないで、捲し立てるように一気に言った。
さすがの太一もここまで言われて怯んだのか、しばらく黙り込んだまま言葉を発さなかった。
そんな太一にまたイライラして、スマホを持つ手に力が入る。
もう片方の拳も、怒りでプルプル震えていた。