俺様ホストに愛されて


「一体……なにが目的なの?恨みがあるのはあたしでしょ?リュウは関係ない」



冷静になんてなれなくて声が震えた。



「目的……⁉ん〜あんたの幸せをぶち壊して苦しむ姿を見たい!ってのが一番の目的かな〜」



「な、にそれ……最低。あんた、人として終わってるよ」



「人の幸せをぶち壊したあんたにだけは言われたくないね」



言われてる意味がわからなかった。



あたしがいつ、あんたの幸せを壊したっていうの?



むしろ、そうされたのはあたしの方だ。



「本気で好きだったのに……太一の奴、みゆよりあんたを選びやがった‼許せると思う?付き合ってても、エッチしてても全然幸せじゃない……あんたさえいなければ、みゆ達は幸せになれたのに‼」



そう言って攻撃的な目を向けて来た。



完全なる逆恨み。



一触即発な雰囲気に、緊張感がほとばしる。


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