俺様ホストに愛されて
この男には男尊女卑の精神が身に付いており、礼儀がなっていなかったり男を立てることが出来ていなければ
メイドはもちろん、実の娘にも平気で手を上げるような男だった。
容赦無く気を失うまで殴り続ける為、何度止めに入ったかは覚えてない。
気に入らないことや嫌なことがあればその全てを金で解決し、機嫌が良ければ何百万単位で俺や2人の娘に小遣いをくれる。
一緒に暮らした数年間で、家が建つくらいの金額はもらっていたと思う。
欲しい物はなんでも手に入ったし、金が足りなくなればいくらでもくれる。
女に不自由することもない。
十分すぎる生活だった。
だけどなぜか、心にぽっかり空いた穴が埋まることはなかった。