俺様ホストに愛されて
いつものあたしなら絶対にないけど
こんなの太一のことを悪く言えないよ。
でもやましいことはなにもしてないんだから。
あーもう‼
だから別れたんだってば‼
なんでふとした時に浮かんで来るの⁉
あんな最低男のことなんて、今すぐ忘れたいのに……!
あたしがなにしようが、もう太一には関係ないんだ。
「浮気相手になってやろうか?」
妙に色気がたっぷりで
耳元で囁かれたその言葉に
あたしの思考は完全にストップした。