俺様ホストに愛されて


茶色の柔らかそうな髪を優しく揺らしながら、リュウがその場から立ち上がった。



「別に……あたしは最初から正気だよ」



軽いかと思えば、いきなり真面目なことを言ったりしちゃって。



下心があるならちょうどいいと思ってリュウを選んだのに。



「早くしようよ」



太一にだって、自分からこんな風に言ったことはない。



恥じらいとかそんなものは一切なく、気付くとリュウの腕を取ってベッドへと押し倒していた。



リュウの上に跨って、驚きに満ちたその顔を見下ろす。



カッターシャツの隙間から覗く鎖骨が、やけに色っぽく見えた。



「……お前、絶対正気じゃねぇよ」



「普段のあたしをリュウは知らないでしょ?こういう奴なんだよ、あたしは」


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