時計じかけの恋



そんなあたしを見て洸太くんは嬉しそうにクスクス笑う。

「真美ちゃん」

ただ名前を呼ばれただけなのに、体がビクっと揺れた。

その様子を見てまたクスクス笑う洸太くん。

「やっと俺のこと、男として認識してくれたね」

「え…」

「ずっと、ずっと…初めて見たあの時から真美ちゃんが好きだった。」

洸太くんの言葉に困惑するあたしをよそに…

2年になって同じクラスになった時はすごい嬉しかったと続けた。



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