ハッピーバレンタイン!!
その後、私は家に帰った。
相変わらず実花は一言もしゃべらず、ふてくされているばかりだった。

兄は泣いて家を飛び出した私を相当心配していたが、私は大丈夫だと言い返した。

バレンタイン、バレンタインと騒いでいた今日はあっという間に終わった。
私は12時になる時計を見て思った。

突然鳴った携帯電話。

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜

!?
誰からだろう、とディスプレイを覗くとそこには『椎名』の文字。
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