ハッピーバレンタイン!!
「俺には・・・モデルしかない・・」

俺はそう苦しげに言った。
そうしたら彼女が心配してボイスレコーダーの録音を消してくれるかもと思ったから。

「じゃあ、この録音は消してあげるよ。
でも、それなら・・・」

この後に及んで交換条件か・・・。
俺は彼女の言葉を待った。

「今から私の手伝いをして欲しいの!!
明日、歓迎会でしょ?
私、クラス委員だから準備しなくちゃいけなくて・・・。
でも、改は『今日は手伝えない』って言ってたし・・・。
1人じゃ終わらないかもって思ってたの!!」
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