長い夜の甘い罠【完】


この人が…私の家族を…?

だって…手には包丁が…。

私も殺されるの…?

じわじわ私へ近付く男、足がガクガク震えて逃げる事さえ出来ない。

男が目の前に来た矢先、玄関のドアが開く音と共に警察官が入って来た。

取り押さえられる男を見つめながらボヤけ始める視界と共にそのまま気を失ってしまった。


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