長い夜の甘い罠【完】
「は、離して!」
「乗れ」
「きゃっ!?」
相変わらず男の力は強く腕を振り解けずで、そのまま投げ込む様に助手席へと座らされる。
こんなのって有り!?
「随分飲んだんだな」
「私の勝手でしょ。それよりどうして邪魔するのよ。折角のチャンスだったのに」
「何がチャンスだ。そんなチャンス、俺が何回でも潰してやる」
「…最低」
男は気にしてない様子で私にシートベルトを締めて、ハンドルを握り車を走らせた。