隣のぼーいふれんどサマ。
急いで夜ご飯を作り、俊哉と一緒に食べた。
「カズ、俺明日の帰りは遅くなる。」
オムライスをほおばりながら言う。
「わかった。どうしたの?」
「・・・いや、特に何でもない。」
「・・・そう。じゃ、夜ご飯いらないね?」
「あぁ。」
どうしたんだろう。
さっきから俊哉の口数が妙に少ない。
まさかさっきのことで怒ってるんじゃ・・・?
「ごちそうさま。」
俊哉が最後の一口を食べ終わり、食器を下げ始めたのを見ながら、あたしは声をかけた。
「ね、俊哉。もしかしてさっきので怒って」
「わりぃ。もう寝るわ。疲れてんだよ。」
あたしの言葉を遮るように俊哉は階段を上がっていった。
・・・何で?
あたし何か俊哉の感に触る様なこと言った?
「訳わかんないよ、俊哉・・・。」
急に優しくしたり、冷たくしたり・・・あたしのぼーいふれんどサマは気分屋だ。