隣のぼーいふれんどサマ。


「・・・愛してる。俺にはカズしかいない。お前は俺以外の男に触れさせない。」


・・・でたよ。俊哉のドS。


やっぱり言ってることは滅茶苦茶。


でもそれが何か嬉しくて。


「・・・わかってる。あたしにも俊哉しかいないよ・・・。」


・・・何か今日は自分でも変だと思う。


思ったこと、そのまま言ってるし・・・素直になってるのかも。


っていうかあたし、何言ってるんだ!?


急に恥ずかしさがこみ上げてきて、掴まれた手を振りほどこうとしたときだった。


優しく、でも強く、俊哉の唇があたしの唇に重なった。


温かくて、安心するものが触れた唇から伝わってくる。


言葉なんて要らないね。


体の力を抜いて、俊哉の手がパジャマのボタンにかかった瞬間、あの甘い声が聞こえた。


「・・・俊くん。もー高校生だからって、カズちゃんのこと襲わないでよぉ。早く寝よ!!」


「あっ、ちょっ、せ、聖奈!?」


・・・も、もしかしてガッツリ見られてた・・・・?!


まぁ、いいか。


あたしは微笑みながら、俊哉の耳元で囁く。


「・・・また、今度ね。」


「はっ!?」


やっぱり今日は素直になれたよね?


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