トキメキキュン②
え…??
今なんて
動揺して上手く喋れなかった。
や、やだなぁ
茉姫はぁ~
いつも冗談ばっかり
冗談じゃないんだ…
誰の子か分からないのどうしよう
茉姫が…私の前で涙をながした。
茉姫は小さいときカラお母さんと2人暮らしで茉姫の教育費などを支払うために夜の仕事についたという話を聞いた。
最初は飲み屋さんで働いているとしか聞いていなかった。
しかし次第に茉姫のお母さんは飲み屋に来た客を家にも呼んで来るようになった。
茉姫はその客からセクハラを受けたこともあるらしい。
そんな生活が嫌で茉姫はしょっちゅう夜遊びを繰り返していた。
誰の子かって…
ママの…お客さんかも…
私は膝から崩れて座りこんでしまった。
そして茉姫と一緒に
涙を流した。