初恋シグナル~再会は恋の合図~



「……ねぇ。辻村くんってなんでそんなに元気なの…?」



朝練を終えて教室に戻ってきた辻村くんに、私は思わずそう訊いてしまっていた。


辻村くんは、「は?」と訝しげな顔をしていたけど、だって、信じられないもん。


同じ人間だよね?



「いつもよりむしろ身体軽いくらいだけど?」


「嘘でしょ!?
朝からそんなに頑張って、今日の決勝へとへとになっても知らないんだから」


「まぁ、まだ決勝行けるかわかんねーけどな」



あ、そっか。


今日準決勝からだった!



「……お前も残ってんだな」



ぽつりと呟かれた言葉に、私は頷く。


< 128 / 424 >

この作品をシェア

pagetop