初恋シグナル~再会は恋の合図~
椅子から立ち上がると、辻村くんのテーピングのおかげで痛みもだいぶ抑えられている気がする。
「明日の競技、無理かなぁ」
保健室を出て廊下を歩きながら、私はため息交じりにそう言った。
すると、「当たり前だろ」なんて呆れた顔をされる。
結構楽しみにしてたのに…。
「つか、病院行った方がいいんじゃねぇの」
「え?いやいや、捻挫くらい大丈夫だよ。骨折してるわけじゃないし」
「……ならいいけど」
なんだかんだで心配してくれてるんだなって思ったら、嬉しくなった。
今年の体育祭は、もう自分が競技に出ることはできなそうだけど、その分精一杯クラスの応援しよう。
応援も醍醐味の一つだしね!